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【瓔珞・如懿伝】紫禁城后妃たちの宮殿「東西六宮」を解説!地図・登場人物別寝宮名称

みなさま こんばんは。

中国ドラマ「瓔珞(エイラク)」や「如懿伝(にょいでん)」を見ていると后妃たちの居住するお部屋の名前がたくさん出てきます。巨大な紫禁城の北側の約半分ほどは「内廷」となり皇帝が政務を行ったり生活をする場所で皇帝・皇后・その他后妃たちの居住区があります。

東西六宮
ドンシィリゥゴン👸💗

左右東西に広がる「東西六宮」はその名の通り「東六宮」東に6つの宮殿、「西六宮」西に6つの宮殿があります。これがドラマに登場するの后妃たちのお部屋です!ドラマは紫禁城では撮影されていませんが、ドラマの中で登場している寝宮名は紫禁城に実在している名称です。それでは一緒に見ていきましょう~!

♥「東西六宮」全名称と位置関係

〈参照〉東西六宮をめっちゃ簡潔に説明するために汀羅が自力で作成した地図です。💦

東西六宮の全12宮殿名称

■西六宮→①咸福宮②儲秀宮③長春宮④翊坤宮⑤启祥宮(太極殿)⑥永寿宮
■東六宮→⑦鐘粹宮⑧景陽宮⑨承乾宮⑩永和宮⑪景仁宮⑫延禧宮

〈参照〉百度百科:https://baike.baidu.com/item/%E4%B8%9C%E8%A5%BF%E5%85%AD%E5%AE%AB/1582684?fr=aladdin

紫禁城は超巨大です。上部の地図は紫禁城の北側約半分の内廷の一部を表したものです。よってこれは紫禁城の中のほんの一部だと考えてください。中心となるのは「乾清宮」で皇帝が政務を行う場所です。この場所は皇帝の寝室を兼ねていましたが雍正帝が「養心殿」に寝室を分けました。養心殿は本当によくドラマに登場します!

ドラマに登場する主な寝宮はここですが他にも后妃の居住する宮殿はたくさんあります。東西六宮は6個づつきれいに並んでいます。実際には入り口の門や塀があり広々とした様子です。中央にある「御花園」もドラマによく登場します。緑がいっぱいのお庭で公園のような場所です。なかなか住心地は良さそうな気がします。

♥「東西六宮」ドラマ登場人物はどの宮殿?

〈参照〉画像はすべて汀羅が紫禁城で撮影した画像です。

中国の後宮ドラマ「瓔珞(エイラク)」「如懿伝(にょいでん)」「宮廷の諍い女」の主な登場人物がどの寝宮に住んでいたのか汀羅のわかる範囲の汀羅調べでまとめてみたいと思いました。みなさまどの宮殿に住みたいですか?※これはドラマや小説の中での寝宮で実際にモデルとなっている歴史上の人物の史実とは異なる場合があります。

■西側エリア

西六宮①「咸福宮」は如懿伝の高貴妃のお部屋

「宮廷の諍い女」の沈眉庄、「如懿伝の」高晞月(高貴妃)が住んでいたのがここ。明時代には「寿安宮」という名前だったのが「咸福宮」に変わりました。「咸=しょっぱい」というなんとも変わった名前。后妃が住んだ場所ですが皇帝もここで暮らしたことがあったそうです。

西六宮②「儲秀宮」はエイラクの高貴妃のお部屋

儲秀宮と言えばエイラクの高貴妃!って汀羅は思います。儲秀宮は東西六宮の中でも内装が豪華です。ここにしかない特別な装飾などもあり高貴妃にぴったりなイメージ。ドラマの中では京劇のお面などをお部屋に飾っていたのが印象的でした。

西六宮③「長春宮」はエイラク・如懿伝の富察皇后

長春宮と言えばエイラクの富察皇后!歴史上でも乾隆時代に孝賢皇后富察氏がここに住んでおり富察皇后が亡くなった後はそのまま遺されて他の后妃が住むことはできませんでした。乾隆帝がガチで富察皇后を愛していたことがわかるエピソードです。乾隆60年に皇位を息子に譲った後、他の后妃が住めるようになりました。西太后もこの寝宮です。西太后は西六宮に住んでいたことが名前の由来です。

〈参照〉紫禁城正面入り口の午門!オタク汀羅には鳥肌モノ!

西六宮④「翊坤宮」は如懿と宮廷の諍い女の華妃

「宮廷の諍い女」の華妃、如懿伝の如懿もここで暮らしています。如懿はもともと海蘭と一緒に東側の延禧宮に住んでいたのですが冷宮を出てからこの翊坤宮に移ります。仲良しの海蘭とこんなに遠くなってしまったですね!(泣)如懿が育てていた永璜(子ども時代)は純妃と一緒に鐘粹宮で暮らすようになります。

西六宮⑤「啓祥宮」は如懿伝の嘉妃のお部屋

啓祥宮は今は「太極殿」という名前です。東西六宮の宮殿は時代と共に名前が変わったり、変えた名前をまた元に戻したりもします。現代の地図を見ると「太極殿」となっていますがこれは「啓祥宮」のことです。清時代に度々修復された宮殿。ここで暮らしたのはあの悪女嘉妃と如懿を盛大に裏切った阿箬です!

西六宮⑥「永寿宮」は甄嬛のお部屋

エイラクの皇太后、衛嬿婉もここで暮らしています。が、何よりも印象的なのは「宮廷の諍い女」の主人公「甄嬛」です!皇帝の「養心殿」に一番近いので皇太后や位の高い后妃が住むのかと思いきや衛嬿婉もここでしたか!これには後宮の女一同かなり嫉妬に燃えたことと思います。光緒帝の時代に大改修されたくさんの歴史上有名な后妃がここで暮らしました。

〈参照〉紫禁城の赤い壁!北京市内には断片的に残っている部分もある。めちゃめちゃカッコいい。

■東側エリア

東六宮⑦「鐘粹宮」は純妃のお部屋

瓔珞で王媛可が演じた「蘇静好」、如懿伝では胡可が演じた純妃はふたりともここに住んでいました。東六宮の一番北側です。この二人の人物は全く違う描かれ方をしており如懿伝の純妃は良き母という感じ。后妃の宮殿ですが明時代に皇太子が住んだことがあり、歴代の有名皇后もたくさんここで暮らしています。

東六宮⑧「景陽宮」は冷宮だった?!

この「景陽宮」なのですが数々のドラマに出てきます。乾隆帝の息子の「永璜(ヨンファン)」が住んでいたことで有名なのですが実は実際には住んでいなかった?東西六宮の中で一番質素で何もない宮殿。書物の物置小屋や冷宮のような使用をしていたそうで「景陽宮は冷宮」という見解もあります。

東六宮⑨「承乾宮」はエイラクの娴妃のお部屋

ドラマ瓔珞のウラナラ氏は辉发那拉·淑慎=娴妃です。西側エリアではなく東側エリアに居住していたことが意外です。何気にエイラクがいる延禧宮に近いじゃないですか!承乾宮には古い梨の木があるのですが現在でも美しく花が咲いています。この木は樹齢285年と言われていて紫禁城の映え撮影スポットとなっているのですが、これドラマ「宮廷の茗薇(めいび)」に出てくる杏の木のエピソードを思い出します!

〈参照〉ぜひとも紫禁城のスケールのデカさを想像してください。

東六宮⑩「永和宮」はエイラクの愉貴人のお部屋

ドラマ瓔珞でいじめられ最後には子どもを育てることができないというなんとも悲しい后妃「愉貴人」が住んでいた宮殿。如懿伝の白蕊姬もここです。愉貴人は東側で良かった気がします。できるだけ高貴妃から遠いほうが良いよね!史実でもリアルに永琪生母の愉貴人がここで暮らしたことで知られています。

東六宮⑪「景仁宮」は宮廷の諍い女の皇后のお部屋

ドラマ「宮廷の諍い女」の皇后「鳥拉那拉·宜修」が暮らしていたのがここ。鳥拉那拉·宜修は甄嬛の宿敵でその物語がドラマ「如懿伝」に続いていいきます。こちらもたくさんの有名后妃が暮らした宮殿ですが光緒帝の「珍妃」が暮らした場所でもあります。明時代には皇太孫妃も暮らしました。

東六宮⑫「延禧宮」はエイラクのお部屋

最後にご紹介するのは恐らく東西六宮の中でも一番有名な宮殿「延禧宮」です。ドラマ瓔珞の原題は「延禧攻略」です!如懿伝では序盤で主人公の如懿と海蘭が一緒に暮らしますが、如懿はその後別の宮殿へ移ります。延禧宮は他の宮殿とは違ったとてもおしゃれなデザインです。水殿がありそこで魚を放していたそう。ドラマ瓔珞の大ヒットにより故宮博物館の人気スポットとなっています。

※后妃の寝宮は引っ越ししたりシェアしたりいろいろな事象があります。一般的に言われているメインの方を中心にまとめました。

♥まとめ

調べれば調べるほど学ぶことがたくさんあって紫禁城って本当におもしろい、止まらないこの探究心です。「景陽宮」にはびっくり!ちなみに紫禁城はやはりかなりミステリアスなのでいろいろな宮殿が冷宮だったという噂や都市伝説みたいなものがたくさんあります。

後宮の争いは無理ですが紫禁城は住みやすそうな気がする汀羅です。めっちゃ広くて御花園とか自然もあって美しいく、当時は本当に別世界で夢のような場所だったんじゃないかと思います。

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