サイトアイコン 華流汀羅

【台湾故宮】紫禁城の宝物約70万点を所蔵した巨大博物館!現地体験レポート

みなさま こんにちは。

台北の大好きな場所「台湾故宮」をご紹介したいと思います。中国北京にある紫禁城はかつての皇帝が暮らしていた宮殿で、そこで代々受け継がれてきた宝物は歴史の混乱により海を渡って台北の「台湾故宮博物館」に保管されています。北京は「お城」台北では「宝物」です。

共存している姿が見れるのは中国ドラマの中だけ👀✨

最近の清朝時代を描いた中国ドラマは本当に巧妙に作られているので共存している姿を見ることができるのですが、残念ながら現在はお城と宝物は別々の場所に存在しています。ということで台湾の故宮博物館を実際に利用した感想をレポートとしてまとめてみたいと思います!

台湾故宮博物館はバスでサクッと行けます!

台湾故宮は台北市のはずれにあるのですがアクセスはとても良いです。MRTとバスで自力で行けますので汀羅も何度も訪れている場所です。公式ホームページは日本語で閲覧可能です。かなり詳しくアクセス方法が出ていますのでぜひ参考にしてください。チケット購入などもホームページに記載されています。

台湾故宮博物館公式ホームページ:https://www.npm.gov.tw/ja/index.aspx

現地でチケット購入・荷物をロッカーへ

チケットは公式ホームページよりオンラインでも購入も可能なのですが汀羅はいつも現地で購入しています。現在のチケット料金は350元(日本円で約1260円)になっています。台湾の物価は上がり続けているので注意です!

ロッカーがあるので荷物を預けます。飲み物なども持ち込み禁止のため名前を書く札がありますので入り口で全部預けます。レストランやカフェもあります。大きなお土産ショップもあるのでぜひ利用してみてください。

1日かけても見きれない?膨大な宝物

台湾故宮の展示物は予想以上に多く本気で見ていくと恐らく1日はかかります。汀羅は毎回最終的にヘロヘロになるぐらい疲れてしまうのですが見たくてしょうがないんですよね。(笑)パスポートを提示すると音声ガイダンスのレンタルが可能です。

ものすごく疲れてしまうのでラフな服装で行かれることをおすすめします。館内は冷暖房完備ですが夏場はクーラーが激寒で耐えられなくなった経験があるため温度調節できる上着などを持参すると便利。飲み物などの持ち込みは禁止です。

有名なのは玉でできた白菜「翠玉白菜」と毛穴まである本物のような「肉形石」なのですが、それはあまり興味がなくて汀羅が大好きな展示は書物や嗅ぎたばこ、巨大な水墨画です。約70万点が展示されておりとにかく素晴らしいのですがこれらを大陸から海を渡って運んできたことに心底驚きます。

台北の故宮は博物館としての建築物

台北にある故宮博物館はあくまでも博物館として利用するための建物でかつて皇帝が暮らしていたお城ではありません。屋根は黄色で玉を持った獅子など北京の紫禁城を彷彿とさせるのですが違います。

博物館としての建物なので広大な土地ではなくその建物がひとつあるだけで紫禁城とはかなり違っているんですよね。ちなみに台北には昔「台北城」というお城があって現在も台北市に残る「西門」「北門」などはそのお城の名残です。

日本軍の侵略により取り壊されてしまいましたが、もしその台北城が現在もあったなら宝物は恐らくそこへ収蔵されていたのではないかと思います。完全になくなってしまった台北城を思うと現在も残されている北京の紫禁城は本当に素晴らしいと思います。

戦火を逃れるために移動してきた宝物

展示物の美しさや素晴らしさよりも汀羅が感慨深くいつも思うのは、このとんでもない価値のある宝物をこんなに大量にどのように大陸から台湾に運んできたのかということです。宝物はいきなり大陸から台湾に渡ったのではなく大陸内でだんだんと南へ移動しています。

日本軍の侵略により紫禁城の歴史遺産を守るために北京から上海に移され、その後南京に移されます。ひとつひとつ木箱に丁寧に納め船で台湾の基隆港まで運んで来たんです!膨大な数であるうえに、とても小さなものから超巨大なものまで材質も形状も様々です。

移動にあたっては中国故宮博物館の「荘尚厳」さんが責任者として管理したそうで、このようなみなさまの努力がなければ汀羅が台湾でこれらの宝物を見ることはできず、完全に失われていた可能性があると思うと涙が出ますね。(泣)

蒋介石が率いる「国民政府」と毛沢東の率いる「共産党」の戦いはこの歴史遺産を継承するのは誰であるべきなのかという戦いでもあり、現在の中国と台湾の複雑な関係に深く関わっています。台北にある宝物については現在でも度々ニュースになっています。

中国ドラマで見る実際に使用されている様子

先日中国ドラマ「如懿伝(にょいでん)」を見てたのですが、如懿は就寝前に美容ローラーを使っておりこれはガチです。汀羅はこの美容ローラーのリアルを台湾故宮博物館で見ました。中国語で「玉柄藍玻璃太平車」と紹介されており美容ローラーって「太平車」って言うんかい!と爆笑した記憶があります。(笑)

中国の紫禁城はお城、外側なので実際にその中に宝物がどのようにあってどのように飾られ使用されていたのかというのは中国ドラマで学ぶことができます。だから清朝ドラマは大好きだし絶対に見てしまうんですよね!みなさまもぜひドラマで学んでみてください。

♥まとめ

中国北京の故宮博物館と台湾の故宮博物館の両方見ることがとっても重要だと汀羅は思っています。どちらも本当に泣けるほど素晴らしいのですが、それらが共存していた姿は想像するか中国ドラマの中で見るしかないです。

故宮博物館を見ているとすべてが奇跡のように思えてならないです。激動の時代を逃れ展示されて外国人である我々も閲覧できるというのは奇跡です。台北からアクセスはとても良いので旅行で訪れた際にはぜひ行ってみてください。おすすめです!

モバイルバージョンを終了