みなさま こんにちは。
ドラマ「瓔珞(エイラク)」ですが最終話2回は「南巡(ナンジュン)」の船の上でのお話となり最高潮に盛り上がります。この南巡は実際に歴史上で乾隆帝は度々訪れており瓔珞ではほんの数話しか描かれませんが、ドラマ「如懿伝(にょいでん)」ではもっと壮大なスケールで描かれています。
で、弘昼の謀反計画の全貌はわかりましたか?🙄
これはあくまでも汀羅の個人的な意見なのですが日本版の日本語字幕を見ているとどうも意味がよくわからないというか、みなさまどのように理解されているのかなってちょっと気になっていました。
汀羅の個人的解釈を含めますが、中国オリジナル版中国語音声を元に春望が弘昼と嫻妃に吹き込んだ謀反の計画はどのようなものだったのか解説&考察していきたいと思います。それでは一緒に見てきましょう~!
♥乾隆帝が語った弘昼謀反の全貌
〈参照〉汀羅の走り書き(笑)こちらが乾隆帝が弘昼に言った謀反の内容のセリフです。中国語のセリフを元に考察します!
南巡へ出発した船は火事となり大騒ぎになります。乾隆帝と皇太后は行方不明で亡くなったのでは?と一同が不安になるのですが、弘昼の謀反を事前に察していた富恒様の「船の仕掛け」により乾隆帝も皇后も無事に現れます。その直後に乾隆帝が弘昼の謀反の内容を明らかにしています。
弘昼は地元の役人に「乾隆帝が船旅で美女を探しているのでご当地の美女を献上しろ」と嘘をつきそそのかした。(※弘昼は世間の人々に乾隆帝は女好きの悪い皇帝だと思わせたかった)
そして皇太后の船に火をつけ、火事で逃げ切れず死んだと見せかけて乾隆帝を刺客に殺させるつもりだった。「享楽にふけるような皇帝は罪人と同様で死んで当然」であり、「和親王は皇帝をただ火事から守ることができなかっただけ」としようとしていた。
こちらが汀羅の解釈です。乾隆帝が無事に登場した直後に弘昼にこのようなことを言っています。弘昼は春望から焚き付けられていくのですが、最終的に自ら謀反を計画し行動したことは明らかです。ですが弘昼は自分が皇帝になろうとしていたわけではないのです。彼の本当の目的は何だったのでしょうか。
♥乾隆帝が言った「第二の多爾袞」の意味
乾隆帝のセリフの最後の言葉が超重要です。この部分で弘昼が謀反を起こした本当の目的が解るのですがこれにより弘昼は嫻妃を女性としても愛してたのはないか?という気持ちになったんですよね。みなさまはどう思われたでしょうか。
紫禁城に戻ったら新しい皇帝を即位させ、お前は「第二の多爾袞(ドルゴン)」になるつもりだったのだろう。
と乾隆帝は弘昼に言っています。このセリフから弘昼が皇帝になるつもりではなかったことが解るのですが「多爾袞」とは「愛新覚羅・多爾袞」のことを意味しており清朝時代の謎の多い政治家・軍事家として歴史上有名な人物です。
多爾袞は孝庄皇后の子を皇帝とはせずに自分が摂政王として実権を握り、孝庄皇后と曖昧な関係を続けていきます。これに弘昼を当てはめると弘昼は嫻妃の実子「十二阿哥」を即位させ自分が政治の実権を握り、嫻妃とはまるで夫婦のような関係を築いていこうと思っていたのではないかと推測します。
♥弘昼は嫻妃を愛していたが利用されていただけ?
〈参照〉弘昼を演じたホン・ヤオのインスタです!イケメンです!💗
弘昼は子供の頃から嫻妃を慕っており事あるごとに嫻妃に優しく接しています。弘昼の母が亡くなった後は特にふたりの関係は近くなっていくのですが、嫻妃は弘昼を利用しているだけで弘昼はそれに気がついておらず、嫻妃ももしかしたら自分を好きなのではないか?と思っているからこそ謀反に踏み切ったと思います。
♥まとめ
弘昼を演じたホン・ヤオですが瓔珞でもコウラン伝でも悪役を演じており、めっちゃイケメンでお店の経営もしている今どきのおしゃれ社長なのに日本ではイメージが悪いのではないかと心配になっている?汀羅です。中国ではエイラクを演じたウー・ジンイェンとの熱愛が噂された過去があります。
弘昼は愛憎入り交じる性格で乱暴者ですが、嫻妃に対してだけは純粋な気持ちを持っていたと信じます。母であり姉であり家族のような存在で、憧れもあったし女性として好きな気持もあったと思っています。弘昼も嫻妃も悲しい結末を迎えてしまいます。