みなさま こんばんは。
昨日ブログでエイラクとコウランは結局のところ一体誰を本当に愛しているのかという個人的考察をまとめたのですが、それから今の今までずっと一日中のこのことを考えていた汀羅です。
于正ドラマ瓔珞(エイラク)の主人公「エイラク」とコウラン伝の主人公「コウラン」(※中国語ではハオランと言うので汀羅ブログではハオランと書いていることが多々あります。)はとても似すぎているキャラです。
魏瓔珞が趙姫になった!😲😲😲
中国ではコウラン伝についてこのような意見もあるぐらいです。こう言いたくなるその気持ち、汀羅はとても良くわかります。本日は「エイラク」と「コウラン」の役柄や物語の共通点、于正の思惑などを汀羅の推測や個人的考察を含めてまとめて語っていきたいと思います。
♥主人公「エイラク」と「コウラン」5つの共通点
〈参照〉于正のインスタアカウントです。
№1♥前半と後半で大きな目的が2つある
エイラクもコウランも低い身分から皇后へと上り詰めるサクセスストーリーです。エイラクは清朝乾隆時代、コウランは春秋戦国時代と背景は全く違いますが主人公のふたりは共通点が多いです。エイラクもコウランも大きな目的をふたつ持っています。
エイラクは姉の死の真相を突き止め復讐するために宮中へ入り後半は富察する皇后に対する復讐や子どもたちを守ることが目的となります。コウランは継母に身売りに出され豚小屋にまで入るというドン底からスタートし最終的にはエイラクと同じように高位に就きます。
コウランは呂不韋と手を組み宮中で上を目指していきますが当初は企みが成功した場合には呂不韋の財産をもらうと言っておりとても狡猾です。が、異人と結婚し息子の政が生まれた後は政に天下統一を果たさせるために生き呂不韋や愛人と噂される側近ラオアイも排除します。
№2♥可愛さや美しさを売りにしていない
中国古装ドラマではファン・ビンビンとかスン・リー様のようなゾッとするぐらいの美貌をもった美しいキャラとか、ヤン・ミーとかアリエル・リンちゃんみたいな可愛い少女キャラとかがつきものなのですがエイラクもコウランも全然違う!
そういった意味ではエイラクもコウランもとても新鮮なキャラで古装新時代を感じていた汀羅です。今までこのような役柄ってなかったと思うんですよ。何にも媚びない、完璧な善人じゃない。愛しているとか好きだとか言わない。ですがエイラクとコウランは今までになかった美しさや可愛さを秘めています。
№3♥ふたりの男性から強めに愛される
エイラクは富恒と乾隆帝から、コウランは呂不韋と異人からとても愛されています。が、エイラクもコウランも自ら行動したわけではなく相手の方から一方的に好かれてそれによって自分の気持ちも変わり惹かれていくという図式が共通しています。
これは昨日も書いたのですがエイラクやコウランからはリアクションがかなり少ないと思ってます。汀羅が今考察しているドラマ「白華の姫」を見ていてつくづく思ったんです!
白華の姫主人公の容楽は無憂だけを愛するとか、愛しているとかたくさん言っています。これが女子ドラマの通常だと思うんですよ。だけどエイラクもコウランも全然表に出さないので本当は愛しているのか、一体誰を愛しているのかよくわからない部分があります。
№4♥愛する人とは会えず一緒になれない
富恒はエイラクのために解毒草を取りに行き亡くなります。エイラクは紫禁城におり富恒は異国の地で亡くなります。なので最後に会うことはできず富恒の同僚から最後の言葉を聞かされ涙します。
コウランも呂不韋と一緒に逃げようと約束したにも関わらず叶わずに別れます。呂不韋はコウランの息子政により国外追放となり異国で服毒自殺をします。最後に呂不韋はコウランに会うことはなく玉をコウランに渡して去りその後再会することはなく亡くなっています。
№5♥愛や結婚よりも大義を成し遂げる
エイラクもコウランも一括して共通しているのは恋愛や結婚よりも目的や大義を成し遂げるために生きているその世界です。だから狡猾にもなるし強い女で冷徹な人間にも見えます。古装ドラマでは今まであまり見たことがない女性のキャラです。
エイラクは復讐を果たし乾隆帝の后となり、コウランも息子政が天下統一を果たして秦始皇帝となります。ふたりとも何度も死にそうになりますが最終的には目的を果たしていますので素晴らしいです!ですが一番愛していたと思われる男性と幸せになることはありませんでした。
♥于正の思い描く主人公像にドンピシャだった吴謹言
〈参照〉こちらが瓔珞&コウランプロデューサーの于正氏。後ろ姿は張南です!画像をスライドしてください~
于正が描きたかったエイラクやコウランという主人公の女性は可愛かったり美しかったりということよりも強く前に進み大きな大義を成し遂げる人物であったと思います。だからウー・ジンイェンだったんだよね!って今はそう思えるんです。
ウー・ジンイェンはドラマ瓔珞の出演よりも前に「朝歌」というドラマに出演し于正オフィスと契約しています。契約はソッコーで話がまとまったようでウー・ジンイェンの人柄やバレエで苦労してきた人生などがエイラクやコウランと重なって于正の目に写ったんじゃないかと思っています。
中国のネットでも汀羅も「なんで于正はウー・ジンイェンをそんなに主役にするの??」って疑問があるのですがエイラクやコウランの人生やウー・ジンイェンを考えるととても納得できます。逆境に負けず強く自分の力で歩む女性を描きたかったんだと。
♥希望を持って前に進んでほしいという于正氏の願い
コウラン伝が中国で公開された2019年に于正が自身の微博でコウラン伝の制作理由などを語った投稿がアップされていてその内容が泣けます。その中で于正氏は「コウランのように希望を持って前に進んでほしい」と語っています。ドラマはそのような願いが込められた作品であり、それを体現しているのがエイラクとコウランです。
これは汀羅の推測ですが于正はエイラクとコウランに自分自身も重ね合わせているのではないかと思うことがあります。于正はドラマで大成功を納めている人物ですが何かと炎上することが多く、いつもネットに騒がれている印象で微博で怒り心頭のコメントを出すして事態が収束するみたいなことがよく起こっています。
〈参照〉于正微博https://www.weibo.com/yuzheng
私はみなさんに希望を持ってほしいと思ったのです。
于正微博より
またチャンスがやって来るということを諦めないでください。
于正オフィス所属俳優で富恒を演じたシュー・カイ君も人気がありすぎてか元カノ問題など度々炎上し会社側が法的な処置をする事態に発展しています。また日本ではあまり知られていないと思いますが、ドラマ瓔珞が中国で放送禁止になるという出来事も起こっていて于正氏のショックはいかほどだったかと思うんですよ。
理由は定かではなくコメントもなかったのですが于正氏のインスタの中で于正が入院していた画像があります。ドラマ瓔珞は世界各国に放送権が売れ大成功なのは間違いないですが于正氏は辛い目にもたくさんあっている。その自分の気持をエイラクやコウランに重ね、観ている我々も一緒に勇気づけようとしたのかもしれません。