みなさま こんにちは。
中国後宮ドラマ「瓔珞(エイラク)」の主人公「魏瓔珞(ウェイ・インルオ)」と「如懿伝(にょいでん)」の「衛嬿婉(ウェイ・イェンワン)」はどちらも歴史上の「孝儀純皇后=令妃」がモデルとなっている登場人物です。「如懿伝の嬿婉はエイラクです!」って言ったらわかりやすいでしょうか。
同じ人物を描いているのにこんなに違う!👀💦
そう思った方は汀羅だけではないはずです。そもそもこの2つのドラマは制作上何も関係性はないのでキャラの共通点がなくて当たり前なのですが、じゃあ実際は、歴史上の令妃はどのような人物でどっちに近い女性だったのか気になります。汀羅の独自研究&独自考察をもとに語っていきたいと思います!
♥ドラマで描かれる瓔珞・如懿伝の「令妃」
〈参照〉衛嬿婉を演じた李純です!日本で撮影した?👀💕
魏瓔珞と衛嬿婉は共通点もあります。ふたりとも身分は高くない「包衣(バオイー)」という身分の出身で実家が貧乏です。顔が可愛く賢いキャラというのも共通しています。令妃は乾隆帝よりも16歳年下です。若くて少女キャラ的な部分も乾隆帝が愛した理由のひとつと考察され、ふたりとも少女のような見た目です。そしてどっちも強烈キャラ!💥
瓔珞の「魏瓔珞」は復讐に燃える正義
このふたつのキャラの大きな違いは「善と悪」として描かれていることじゃないでしょうか。瓔珞は姉の復讐のために宮中へ入る正義感あふれる女で、終始復讐をしています。本人は皇后になろうと思って宮中に入ったわけではないのですが、富察皇后の死後は皇帝に寵愛され上り詰めていきます。悪を成敗するのが彼女の目的です。
如懿伝の「衛嬿婉」は周囲を陥れる悪
嬿婉は身分が低くどこに行っても激しめのいじめにあい、上に上がっていこうと決意をします。とにかくなんでもやるお騒がせな女で、後半は如懿の最大の敵となります。嬿婉は自分のために幼馴染の雲徹も死に追いやります。ですが瓔珞と大きく違う点は最終的に悪事が全て暴かれ、乾隆帝からも見放され老女のようになり毒死することです。
♥本物の令妃に近い結末は魏瓔珞?
〈参照〉瓔珞を演じた吴謹言です!
どちらの人物が本物の令妃に近かったのかという問題は想像するしかないし、汀羅の個人的な推測にすぎないですが魏瓔珞の方が歴史に近いかなと思います。令妃は乾隆帝の後期にぶっちぎりで愛された女性で乾隆帝の子どもを6人産み、そのうちひとりを太子にすることにも成功しています。亡くなった後は乾隆帝と同じ陵墓に入ります。
令妃は乾隆帝や他の后妃たちよりもかなり若いです。そして他の后妃のような高い身分の出身や強力な後ろ盾はなく、ここまで後宮で圧勝できたのはやはり彼女が挑戦的で非常に賢い女性だったのではないかと思うのです。魏瓔珞のような復讐劇は作り話としても、令妃は後宮で勝ち残った人物と言えるので結果は瓔珞の方が近いと思います。ドラマ瓔珞の最終回は乾隆帝と瓔珞のラブラブなシーンで終了します!
♥まとめ
どっちにしろ魏瓔珞も衛嬿婉も強烈なキャラには違いないです。なぜこのようなキャラが仕上がっていくのかというとやはり40人前後もいた乾隆帝の后妃の中で、最後にめっちゃ寵愛されていくその理由は一体なんだったのか?という疑問からうまれることだと思うのです。令妃は可愛いだけじゃなく、強くてずる賢い部分も運もあった女性だったと汀羅は考えています。