ドラマ【如懿伝(にょいでん)】嘉妃が愛する「世子」とは?嘉妃が悪女となった理由

♕中国ドラマ

みなさま こんばんは。

中国ドラマ「如懿伝(にょいでん)」に登場する后妃は恐ろしい悪女が多いですが、その人生の背景には悲しい過去や一族の繁栄のためなどの理由があり黒化しています。人を陥れてまで上に上がろうとするそれなりの理由を秘めて暮らしています。

嘉貴人が本当に愛しているのは北国の「世子」🤴💕

踊りやお色気で乾隆帝を虜にしている嘉貴人(金玉妍)ですが、ドラマの中で「世子のために後宮で力を尽くす」と発言しています。嘉貴人が後宮で上を目指す理由はこの「世子」のためです。

世子とは一体誰なのでしょうか?嘉貴人の出身地とされる北国とはどこなのでしょうか?嘉貴人の出身を含めて解説していきたいと思います!

♥嘉貴人は李氏朝鮮が清朝に送った貢女

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〈参照〉嘉貴人を演じた辛芷蕾です!美しい!✨

嘉貴人は李氏朝鮮の貴族出身

ドラマの中で嘉貴人のお顔立ちやお祈りの場所や服装・髪型など気になりませんでしたか?清朝とはちょっと違った韓国風の雰囲気の嘉貴人でドラマ如懿伝の中では「北国(ベイグオ)」出身となっています。

北国は李氏朝鮮(朝鮮王朝)を意味しています。ドラマの嘉貴人の歴史上のモデルは「淑嘉皇貴妃・金佳氏」です。史実では金佳氏の祖先は朝鮮王朝人で帰順し満州族となったとされています。

如懿伝の小説では嘉貴人も世人も李氏朝鮮王朝の人物として登場します。生まれ育ったのは李氏朝鮮であり彼女の両親や祖先もそこがルーツです。

ドラマの中で嘉貴人は大変に美しく妖艶であり乾隆帝の寵愛を受けています。ですがめっちゃ悪人でとにかく恐ろしい女なのですが、その理由はこの出身と関係があるようです。

〈参考〉百度百科:https://baike.baidu.com/item/%E9%87%91%E7%8E%89%E5%A6%8D/19455690

♥「世人(セジャ)」は李氏朝鮮の王子

北国と一族の繁栄を一身に背負った嘉貴人

この「世人」という言葉、このまま中国語でも日本語でも通じるのですが韓国語では「世人=セジャ」ですよね!李氏朝鮮の王子のことです。

嘉貴人は世人のことを愛していましたが、政治のコマとして利用され紫禁城へ送られます。嘉貴人の美しさや性格などを見極めて貢女として送られたと推測され、世人は嘉貴人を愛していたのかいなかったのか?という疑問もうまれますが、それよりも北国の存続の方が重要です。

嘉貴人が悪事に手を染めるのはこのような背景もあってのことかと思います。紫禁城では自由も本当の愛もなく、とにかく乾隆帝の子を産み地位を上げて一族を守ることが彼女の使命です。

嘉貴人は乾隆帝の寵愛を受け4人の子どもを出産します。そして他の后妃を次々と陥れます。しかし太子争いにより失脚し悲惨な最後を遂げるなんとも悲しい后妃です!

♥まとめ

ドラマ如懿伝には不幸な女性がたくさん登場しますが嘉貴人もその中のひとりです。後宮の女性たちは悲しい事情を抱えているがゆえに悪事を働くことが多いです。そう思うと本当に泣けてくる、悪人なのか、それとも世の中の時代のせいなのかわかりません。紫禁城の中ではたくさんの思惑が交差して複雑極まりなく争いが耐えません。

汀羅♥TAYLOR

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東京都出身。中国語と中国ドラマを愛する自力バイリンガル女子。華流ドラマ歴10年以上。中国語検定2級とHSK5級を取得しています。お仕事で中国・香港・韓国滞在...

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