中国ドラマ【如懿伝】は【宮廷の諍い女】の続編?両作品の作者「流瀲紫」とは?

♕中国ドラマ

みなさま こんばんは。

中国ドラマ「如懿伝(にょいでん)」が好きすぎる汀羅です。なんですか、この作品は!もはや映画というか芸術作品と言いますかドラマという枠を完全に超えていると思うんですよ。大変に素晴らしい傑作だと思っています。

如懿伝は乾隆時代の後宮の争いを描いたドラマでありストーリーそのものがもちろん面白いのですが、セットとか小道具とか細かな演出と南巡や東巡、登基(※即位)や冊封(※爵位を授ける)の描かれ方が壮大で素晴らしすぎるのです。

宫斗 gongdou💔💥

という中国語をご存知ですか。「斗dou4」は四声で喧嘩、格闘、勝負や戦いなどを意味していますが中国ドラマやネットゲームなど宮廷における後宮の争いを中国では総称してこのように呼んでおり、如懿伝や瓔珞、宮廷の諍い女は「宮斗」にあたります。

ということで本日は汀羅の中で宮斗最高峰とも言える中国ドラマ「如懿伝」と「宮廷の諍い女」の関係性について、汀羅の個人的見解を含め語っていきたいと思います。このふたつの作品はひとりの中国人女性作家が作り出した作品で、続編とは言い切れませんが姉妹編と解釈できる作品となっています。

♥「如懿伝」と「宮廷の諍い女」の作者「流瀲紫」とは?

〈参照〉百度百科「流潋紫」:https://baike.baidu.com/item/%E5%90%B4%E9%9B%AA%E5%B2%9A/3169057?fromtitle=%E6%B5%81%E6%BD%8B%E7%B4%AB&fromid=9288935

本名吴雪嵐(ウー・シュエラン)
ペンネーム流瀲紫(リゥリェンズ)
生年月日1984年10月8日
職業作家・脚本家・教師
代表作品如懿伝・宮廷の諍い女

こちらが如懿伝と宮廷の諍い女の作家である「流瀲紫(リゥリェンズ)」女史のプロフィールです!汀羅的には日本でよくお見かけする大河の脚本家とか朝ドラの女流作家さんのようなイメージなのです。2007年に長編小説「後宮・甄嬛传(※ドラマ宮廷の諍い女の原作)」を発表し、その後ドラマ「宮廷の諍い女」の脚本を手掛けています。

ドラマ「宮廷の諍い女」は2011年に中国で公開され大ヒットとなった作品です。流瀲紫は宮廷の諍い女のその後の物語を「如懿伝(にょいでん)」として書き始め2015年に完成させました。ドラマ如懿伝は2018年に中国で公開されています。

宮廷の諍い女も如懿伝も中国のみならず世界各国で公開されており流瀲紫は中国で大変に成功している作家のひとりです。浙江省ネット作家協会副主席や作家協会主席という地位もお持ちの女性でドラマ如懿伝では原作・脚本を担当し撮影にも制作陣としても参加しています。

♥ドラマ「宮廷の諍い女」もご覧いただきたい!

〈参照〉「宮廷の諍い女」主人公を演じるのは中国の大女優スン・リー様です!

汀羅が激ハマりした愛している宮斗ドラマ作品をランキングにしたいと常々思っているのですが、どれも好きすぎてランキングにできないままになっています。ですが間違いなく上位1位か2位か?という位置に上がってくるのがこのドラマ「宮廷の諍い女」です!

以前から度々ブログで申し上げているですが汀羅はこの作品、日本で見て台湾でも見てまた日本でも見て、それで最近もまた考察のために見返しているというハマり具合。美しい、恐ろしい、そして素晴らしい宮斗で絶対必見なのです。

如懿伝は宮廷の諍い女の後の物語です。ですのでぜひ如懿伝をご覧頂く前に宮廷の諍い女も見ていただきたいのです。いや、別に後でもいいよ!ですが歴史の流れからして宮廷の諍い女を先に見たほうが良いです。宮廷の諍い女は全76話、如懿伝は全87話、全部で163話になりますね!(汗)

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♥「如懿伝」と「宮廷の諍い女」の関係性とは

〈参照〉中国ドラマをたくさん無料放送しているBS11のインスタアカウントです。

「続編」ではなく「姉妹編」として見る

ドラマ「如懿伝」は「宮廷の諍い女」の続編か否かという問題ですが、これは肯定も否定もできない微妙なところです。作者である流瀲紫が宮廷の諍い女の後の物語として如懿伝を書いていることから中国では「姉妹編」と表現されることがあり汀羅はこれがピッタリかなと思っています。

宮廷の諍い女は清朝雍正時代、如懿伝は清朝乾隆時代が舞台となっておりこの時代背景からしても当然物語は続いているわけです。如懿伝は第1話~第3話が宮廷の諍い女の続編とも見れる内容で、宮廷の諍い女で描かれている钮钴禄氏(ニオフル=如懿伝の皇太后)と鳥拉那拉氏(ウラナラ=如懿の叔母)の争いの物語です。

「如懿伝」第1話~3話は「宮廷の諍い女」?

ですが宮廷の諍い女の原作となった小説は時代設定は清朝雍正ではなくドラマ化されることとなりこの時代を当てはめ再構成されたのだそうで、如懿伝とは全くの別物であるという見方もあります。唯一の共通点は先程も上げた如懿伝冒頭のニオフルとウラナラの争いです。

宮廷の諍い女に登場する青櫻(=如懿)は三阿哥に結婚を拒まれ仕方なく四阿哥(=乾隆帝)と結婚することになり、四阿哥は正室である富察のことを当初は愛しています。如懿伝では青櫻と乾隆帝はいきなり幼馴染で相思相愛であるという設定となって登場します。ふたつのドラマに共通している登場人物でも描かれ方は異なっているため続編とは言い切れないのです。

♥まとめ

宮廷の諍い女と如懿伝は同じ中国人女性作家が作った物語であり如懿伝は宮廷の諍い女の後の物語となっています。このふたつのドラマは共通人物が登場するものの設定が変わっている部分もあり続編とは言い切れませんが、「姉妹編」として見ることができると思います。2作品とも大変に素晴らしい作品です。ぜひご覧頂きたいと思います!

汀羅♥TAYLOR

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東京都出身。中国語と中国ドラマを愛する自力バイリンガル女子。華流ドラマ歴10年以上。中国語検定2級とHSK5級を取得しています。お仕事で中国・香港・韓国滞在...

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