中国ドラマ【独孤天下】と【独孤皇后】の違い「独孤伽羅」って一体何?
みなさま こんばんは。
中国ドラマのテーマとして取り上げられる「独孤伽羅」って何なの?って思った事はありませんか。独孤伽羅は中国の歴史上に実在する女性の人名であり、最近では2018年と2019年に中国でドラマ化されこの両作品は日本上陸・公開されています。
中国歴史ドラマは勉強が必要。😤
って最近汀羅はつくづく思うんですよ。もちろん何の知識もなく見ても楽しめることは間違いないのですが、やはり中国の歴史であり無理矢理日本語化している部分があるので本気で理解したいとハマったらなら勉強することが必要です。で、これが中国ドラマに沼る要因かなと思っているんですが。
もしくは中国の歴史を学びたいという目的で中国ドラマを見る場合もあって描かれ方は作品によって違ってますが、基本的な歴史の流れを学べるし当時の様子を巧妙に再現した映像を見ることができるのは大変に貴重です。
中国ドラマの題材として度々取り上げられる「独孤伽羅を学びたい!」という一心で汀羅が見始めた中国ドラマ「独孤天下」と「独孤皇后」について本日は語っていきたいと思います。独孤伽羅って独孤って一体なんなのさ?と思った方に解説したいと思います!♥
♥「独孤伽羅」は中国の歴史上に実在した女性
〈参照〉百度百科:2018年「原題:独孤天下」邦題:「独孤伽羅~皇后の願い~」
https://baike.baidu.com/item/%E7%8B%AC%E5%AD%A4%E5
%A4%A9%E4%B8%8B/12652700?fr=aladdin
「独孤伽羅(ドゥグゥ・ジャールォ)」は中国の歴史上に実在した女性の人名です。そのまま見るとなんだかよくわからないのですが人の名前です。「独孤(ドゥグゥ)」というのが名字となり独孤一族は3人の皇后を出したことで有名でその歴史が度々ドラマ化されています。
独孤伽羅は歴史上では独孤信の7番目の娘で後に「隋朝文献皇后」となる人物です。独孤信には7男7女の子どもがおり実際にはドラマで描かれるよりももっと大家族です。ドラマ「独孤天下」では独孤信の3人の娘の複雑な生涯が描かれていますがその中でも最も有名なのは「伽羅(ジャールォ)」です。
そのためドラマでは伽羅が主人公として描かれており、楊忠の息子で長男である楊堅の妻としての姿が主に描かれます。歴史上でも父である独孤信の政権争いの失敗で御家断絶となっているのですが伽羅は夫に忠実な妻でありたくさんの子がおり、古装ドラマでは珍しい一夫一婦制の見本のような存在となっています。
♥中国ドラマ「独孤天下」と「独孤皇后」の違い
〈参照〉百度百科:2019年「原題:独孤皇后」邦題:「独孤皇后~乱世に咲く花~」https://baike.baidu.com/item/%E7%8B%AC
%E5%AD%A4%E7%9A%87%E5%90%8E/19713674?fr=aladdin
このふたつのドラマは同じ独孤伽羅が主人公でも全く違う内容を描いている別物なんですが、基本的には独孤天下を見てハマった人が独孤皇后を見るという流れになっているんだと思うんですよ。どっちも激しく楽しいのでハマります!
独孤天下では伽羅の姉である般若と曼陀、伽羅の3姉妹の複雑な関係が主に描かれ独孤家が排出した3人の姉妹の皇后の姿を描いています。とても激しいストーリーの展開で独孤皇后にはない描かれ方をしているので見る価値があります。
独孤皇后は伽羅と楊堅との夫婦愛や家族愛がテーマであり独孤天下とは違った身内での争いが耐えない物語です。同じ独孤伽羅が主人公のドラマですが見るとびっくりするぐらい全く違う描かれ方をしていますのでどちらもおすすめです。ぜひ2作品とも見て比べていただきたいと思います。
♥中国では同じテーマのドラマが同時期に公開されることも
〈参照〉独孤皇后で伽羅を演じたJoe Chenのinstagramです。台湾出身!
「独孤天下」も「独孤皇后」も主人公は「独孤伽羅」
2018年公開の「独孤天下」の邦題を「独孤伽羅」としてしまったため日本ではわかりにくくなってるんじゃないかと思っているのは汀羅だけでしょうか。2019年公開の「独孤皇后」は邦題も「独孤皇后」ですが主人公は同じ「独孤伽羅」です。中国ではこの2作品以外でも独孤伽羅が主人公のドラマが公開されていますが恐らく日本上陸は果たしていません。
中国では似たようなテーマのドラマがほぼ同時期に公開されるという現象がよく起こっているので当たり前の感じなのですが、恐らく日本だとありえないことだと思うんですよ。中国では瓔珞と如懿伝、慶余年と剣王朝、独孤天下と独孤皇后と他に上げたらきりがないほど同じような題材のテーマがほぼ同時期に公開されています。
同じテーマの似たようなドラマは中国ドラマあるある
これは中国文化ではよく見る現象のひとつで例えば繁盛している麺の屋台のとなりに似たような麺の屋台が出店して繁盛するとか、人気のお粥屋が引っ越しした後にまた同じ場所に別のお粥屋が入るとか(笑)そんな感じでこれは台湾でもあるあるなんですが汀羅は中国ドラマもこのような現象が起こっているんだと認識しています。
日本で半沢直樹が公開されている裏番組で同じような銀行マンの復讐劇ドラマがやっているようなもんですよ!っていっつもひとりで想像しながら中国ドラマを見ているんですが、やっぱり日本ではありえないことだと思うんですよね。中国では公開されるドラマの作品数そのものが日本に比べて莫大であるという問題もあります。
♥まとめ
中国ドラマ「独孤天下」と「独孤皇后」の2作品ですが中国ではどちらが歴史に忠実か?どちらを見るべきか?という論争がネットで度々巻き起こっていますが汀羅的には全く違った作品なので両方おすすめです。が、やはり最新2019年版の「独孤皇后」を見ていただきたいなという気持ちがあります。
中国でもとても人気があり独孤伽羅のドラマは本当に面白いです。激しい復讐が巻き起こる後宮モノも大好きですがそれとはまた違った激しいハマり方をしますので未体験の方はぜひご覧いただき新しい扉を開いていただきたいと思います!1話も見逃せない展開に目が離せなくなっていきます。