【中国語学習】台湾中国語日常会話を最短でマスターする汀羅的勉強方法
みなさま こんばんは。
中国語学習を開始して今年で早7年目に突入(!)した汀羅です。自分でも驚きです、よくぞここまで一度も1ミリも中国語を嫌いになることも投げ出すこともなくやってきたと思う。汀羅のライフワークとなっている中国語学習。
中国語学習にショートカットなし、
語学学習に近道なし。
とずっと書き記している汀羅。これは紛れもない事実ですが、今日は汀羅が考えた「最短で台湾中国語日常会話をマスターする勉強方法」をまとめてみました。
中国語学習には時間がかかります。どの語学もそうだと思いますが簡単な習得方法や近道はないと思ってます。ですが寄り道や回り道をしない「最短ルート」は必ず存在しているはずだって思ったんですよね!
振り返って見ると何一つ無駄なことはなかったが、汀羅の中国語学習は回り道が多かった気がします。それは最初中国に行くはずだったのが思いがけず台湾ドップリ生活になってしまったりとか、いろんな偶然が重なってしまったからなのですが。そんな経験を踏まえてお話します。
急遽お仕事で台湾に行くことになった方、これから台湾留学をしたいと考えている方、台湾人と恋愛中の方、今から中国語学習をスタートする方!そんなみなさまに参考にしていただければと思い記します。
♥寄り道・回り道をしない日常会話マスターへの最短ルート
中国語日常会話をマスターしたいのに検定の教本を買うのは間違い。
台湾企業に就職した時、全く日本語が喋れず勉強すると言っていきなり日本語検定の教本を買ってきた台湾人上司がいました。(笑)汀羅はこれ、かなり間違いだと思います。日常会話をマスターしたいなら日常会話の教本、検定に合格したいなら検定用の教本を買わないと目標まで最短でたどり着けない。
日常会話をマスターしたいなら検定試験・ビジネス会話の学習は後回しにする。
どんな勉強でも中国語学習には変わらないので無駄にはならないのですが、「日常会話」の勉強方法と「検定試験合格」の勉強方法は違っています。また「ビジネス中国語会話」も違う勉強方法。厳密に言うと大陸標準中国語と台湾中国語も微妙に違います。いろいろ同時にやろうとしても無理があって、効率が悪い。汀羅の経験からして活動拠点と目的を明確にして最短ルートを狙うのが一番良い方法です。
①日常会話→②検定試験→③ビジネス会話の順番で中国語学習を進める。
難易度や理解度、必要度から考えるとこの順番が通常の流れかと思います。中国語超初級入門編を終了してある程度日常会話ができるようになったら、HSKや中国語検定などを受験して自分のレベルを把握してみる。言語だけでなく生活や文化も学んだらビジネス会話を本格的にスタートする、という流れはいかかでしょうか。
余計な部分に手を出さない、重要な部分を集中的に繰り返し勉強する手段を選ぶ。
どうしてもHSK4級をとらなきゃいけないので最初に②検定試験から手を付ける、というのが汀羅の流れだったのですがこれだと日常会話はほとんどできない状態で検定試験の合格だけもってる人って感じになりました。いきなり③ビジネス会話から入ろうと思ってる方もいらっしゃるかもしれないのですがこれは無謀です。日常会話がほぼ台湾人レベルでないとオフィス内で意思疎通できません。
「中国語=The Great Wall(万里の長城)」と腹をくくる。
中国語完全ゼロ状態、聞いたことある中国語と言ったら「ニーハオ」だけというレベルから中国語をマスターしようと思ったら、万里の長城を端から端まで丸腰で歩くのをイメージをした方が良い。
そのぐらい長い道のりを武器なしで歩くって覚悟が必要だと思う。だけどその覚悟をしたアナタは本当に素晴らしいよ。その覚悟さえできてしまえば勝ったも同然です。You Win!!! あとは夜な夜なやるだけなので。
汀羅が「汀羅組Tシャツ」を着用しガチで中国語学習をしている様子です。(笑)ひとりであーでもないこーでもない、とブツブツ言いながらやってる。
♥台湾中国語日常会話を勉強するなら「新版實用視聽華語」
「新版實用視聽華語」は汀羅が留学した台湾大学CLDで使用してた教科書です。国立台湾師範大学が編集している台湾の中国語教本。1~5までありそれぞれ価格は違うのですが1冊600元~800元、どの本にも1枚音声CDが付属しています。台北の誠品書店で購入可能。
台湾留学時代、飛行機の中もこの本で勉強してた。(笑)
台湾には他にも中国語教本があるのですが汀羅は台湾中国語の日常会話を学ぶにはこの本が一番良いと思っています。汀羅個人的にも、また台湾在住の日本人の友人たちにも好評だった中国語教本です。
「新版實用視聽華語」が台湾日常会話学習におすすめな5つの理由
①台湾の文化や生活に超密着型の中国語教本
中国語を学びながら台湾文化や台湾人の生活についても学べます。
②実際によく使用する台湾の中国語日常会話が中心
逆に言うとHSKや中国語検定には向かない中国語教本。
③台湾中国語教本でありながらピンインで学べる
通常台湾ではボポモフォを使用しますがこの教科書はピンインです。
④台湾で仕事・留学などの前準備にやるべき教本
実際に台湾の語学学校に行いくとこの本を使用することが多いです。
⑤大陸中国語教本とは違います。完璧に台湾在住者向け
この本で勉強しても中国で会話可能ですが単語や文法は台湾国内向け。
大陸中国語を学ぶなら北京大学の教本など種類も多く日本国内で購入可能。
台湾の中国語教本は台湾旅行の際に誠品書店で入手。日本国内ならAmazonで購入可能。
台湾にはいくつかの種類の中国語教本があります。最近は新しい種類の本もたくさん見かけるようになりました。日本国内だと入手方法が少なく高額になるので台湾旅行の際に購入するのがおすすめ。日本国内ならAmazonで購入可能。
台湾に行く前に超初級編1と2は日本で勉強しておくのがベスト。
お仕事や留学などで台湾に来て語学学校に通うと、学校で使用するのはこのような書店で売られている外国人向けの中国語教本です。これらの教本の中国語超初級編1~2は最低限日本で終了しておいた方が良い。結局台湾で勉強することになるので日本で超初級入門編は済ませておいた方が時短&学費の節約になります。
汀羅は台湾のボポモフォ、全く勉強していない。
右側のページにある記号が台湾の発音記号「ボポモフォ」。これはPCやスマホの打字などで台湾人が日常的に使用するものですが汀羅は学んでいません。台湾大学ではボポモフォは使用せずピンインの授業だったのと、HSKや中国語検定で全く役に立たないためです。台湾師範大学の語学学校ではボポモフォで授業をしていると聞いたことがあります。
♥「新版實用視聽華語」3・4を徹底的にやれば台湾日常会話はイケる!
「新版實用視聽華語」のキモは3と4です。この2冊は汀羅は今でも繰り返し勉強している、日常会話に超重要なパートだと思っているからです。1と2は中国語超入門編でこれをすでに学んだ前提での話です。5はかなり高度で日常的に使用する内容ではないので3と4を徹底的に繰り返し勉強する方法が良い。
「新版實用視聽華語」 3の課程のタイトル。全部、全部見事に台湾生活超密着型~!THE TAIWAN!!!!て感じの内容です。(笑)これらの日常会話をやるので台湾の勉強になるし、実際に台湾の生活の中で使えます。
新しいルームメイト
どの台湾菜をオーダーするか
台湾に住む
台湾の大学受験
台湾の美人コンテスト
選挙で誰に投票するか
スポーツ観戦
旧正月の過ごし方
などなどそれぞれのテーマに沿って単語、文法、会話を学んでいきます。ちなみにこれらはYou tubeにアップされているので学校で見せられるビデオも自宅やスマホで見れちゃうので自力で勉強も可能です。
めっちゃ古い映像なのでドン引くよ!(爆)
台湾ならではの内容が多い。単語も文法も台湾で日常的によく使うもの。
これは台湾のTV見てるとよく出てきます。日本のR指定的なマークです。こんなこともこの本で勉強できるのかって汀羅驚いたやつ。
文字はすべて繁体字なので日本で受験する検定試験の際には簡体字を勉強する必要がある。
これが台湾で中国語を学ぶ最大のデメリットかもしれないです。汀羅個人的には繁体字の方が美しく本当の中国語の文字だと思っているので学ぶに越したことはないのですが、日本でHSKや中国語検定を受験する時にちょっと戸惑う感じ。でもそのおかげで現在は簡体字・繁体字両方いけるようになってます。
♥ゼロ状態から台湾中国語日常会話を最短でマスターする手順まとめ
① 「新版實用視聽華語」 1と2は超初級入門編。中国語とは何か?基礎の基礎を知る。まずはここからスタート。単語量が足りないので単語は興味のあるもの片っ端からやる。
② 「新版實用視聽華語」 3と4は台湾中国語日常会話の超重要な部分、ここを徹底的に繰り返しやる。台湾人独特の言い回しがたくさん出てきます。最初はかなり難しく感じると思うので時間がかかります。
③ 「新版實用視聽華語」 5はマニア向け?なのでやらなくて良いです。台湾大学でもやるクラスとやらないクラスがありました。汀羅は自力で自宅学習してます。
検定試験やビジネス会話を学ぶなら②の後が良い。日常会話を最短でマスターすることに集中して他の勉強は後回しにする。