後編【中国故宮博物館】本物の紫禁城へ!現地体験レポート午門~神武門

✈︎海外旅行

みなさま おはようございます。

中国ドラマを見て紫禁城に興味を持たれた方も多いのではないでしょうか。しかしドラマは紫禁城で撮影されておらず「横店(ハンディエン)」という中国の映画村で撮影されています。いつ自由に海外に出発できるようになるのかさっぱりわからない日々なので、汀羅が実際に見た紫禁城の様子をレポートしたいと思いました。

〈参照〉汀羅が作成した超簡潔に紫禁城ツアーを表した地図です。

前編・後編に分けてお届けしています。まずは前編👉🏻「【中国故宮博物館】本物の紫禁城へご案内します!天安門~午門」をぜひご覧ください。前編では地下鉄「天安門東駅」から天安門を抜けて紫禁城の入り口までを解説しています。

本日は後編としまして紫禁城の正門入口「午門」から後宮の出口「神武門」をご紹介したいと思います。中国後宮ドラマを見る際にリアル紫禁城を想像しながら見ていただけたら嬉しいです。※画像はコロナ前に汀羅が現地で撮影したもの。

№1♥紫禁城の正面入口「午門」から内部へ!

〈参照〉画像は汀羅が現地にて撮影したものです。

ようやくたどり着いた紫禁城の正門「午門(ウーメン)」です!ここまで来るのもなかなかの道のりでした。(汗)午門ではセキュリティチェックと音声ガイドの貸し出しがあります。チケットは天安門を通過した後にすでに購入済なので手荷物検査が終わったら入場できます。

午門の中央の入り口は皇帝のみが使用する通路でその両側は貴族や官僚が使用する入り口です。紫禁城には建物にも細かく厳密な規則があるんですね!この場所は映画「ラストエンペラー」で溥儀が車に乗り込み紫禁城を後にするシーンでも有名で汀羅はかなり鳥肌モノでした。

№2♥午門から一方通行で門・宮殿を通過

とにかく広い!デカイ!汀羅の想像を遥かに超えた巨大さで憧れの紫禁城にリアルに踏み込めた感動もあって終始鳥肌状態!天安門からそうなのですが紫禁城見学はセキュリティが厳重で入口「午門」から出口の「神武門」を目指して北側から南側へ進んでいきます。

「太和門」は皇帝が政務を行った場所で「太和殿」は即位や婚礼が行われた場所です。太和殿を抜けると中和殿、保和殿と進んでいき清朝乾隆帝が政務したことで有名な「乾清門」を通過していきます。次から次へと門を通過してくイメージで天安門から一体いくつの門があるのでしょうか?!

人の大きさと多さでこの建物の巨大さが想像できますでしょうか。建物がでかすぎなので近くに見えるイメージありますが、敷地は予想以上に広大でかなり疲労します!(笑)世界各国から観光客が訪れる場所ですが中国国内と思われる見学者がとても多いです。

№3♥皇帝の玉座前はとんでもないパニック

紫禁城の中で一番混雑しているのがこの場所。この大混雑は皇帝の玉座をひと目みたい、撮影したいというたくさんの人です。汀羅はルーブル美術館のモナリザ前のパニックを思い出しました。あまりの凄さにドン引きしつつも徐々に突っ込む汀羅。(笑)

そりゃそうですね!ここまで来たら絶対に見たいのわかります。見ないと帰れないよ。「保和殿」は皇后や皇太子の正式な即位式が行われた場所で、乾隆帝以降は科挙の最終試験場としても使用されたそうです。

てことで撮影できた画像がこちら。ブレッブレやないか!(笑)てゆーかムリ。この古びた感じがなんともリアルで恐ろしい、内部はかなり広くて閑散としています。本当にここに皇帝が座っていたと思うとまたしても鳥肌モノのスポット。

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№4♥水瓶や象、獅子などの装飾

紫禁城が舞台となっているドラマや映画で火災の際によく登場するこの水瓶。ドラマ瓔珞では火災の際にこの水瓶の水が凍っており大惨事となりました。ラストエンペラーでも火事のシーンが出てきますが紫禁城内にはたくさんこの水瓶があります。

紫禁城のお獅子はとても有名ですよね!横浜中華街でも台北の故宮博物館にもレプリカがありますよね~。門の左右で一対になっている獅子は東が毬で遊んでいる獅子で西側の獅子は子をあやしています。皇帝の早い帰還を祈っているのだそう。

こちらは後宮の御花園近くで撮影したもの。可愛い!このポーズは何ですか?首輪に鈴らしき物がついてる!紫禁城内には他にも鳳凰や龍、亀などたくさん縁起の良い装飾があります。その昔はピッカピカでとっても輝いていたのだろうと想像します。

№5♥ドラマの舞台として登場する後宮へ!

中国宮廷ドラマで登場する「後宮(ホウゴン)」はその名の通り紫禁城でも神武門に近い後半の部分で貴妃たちが暮らしていたした宮殿、皇帝の寝宮などがあります。東暖閣には光緒帝の婚礼時そのまま残されています。于正ドラマで良く登場する赤い衣装を着た結婚式を彷彿とさせる!

こちらも本当にドラマによく登場する「御花園」。緑や岩がいっぱいの公園のような場所で左右に貴妃たちの寝宮が広がります。ドラマ如懿伝では寝宮でよく鳥の鳴き声や動物の泣き声のようなものが聞こえるのですが、それがすごくリアルだったんですよね。当時本当にそのような音がしていたと思います。

ドラマの中で貴妃たちはよくこの御花園を散歩したり、見てはいけないものを見てしまったり犯罪が起きたりしてましたね!寝宮は東と西に6個あり「東西六宮(ドンシィリウゴン)」と言われます。

東六宮は景仁宮、承乾宮、钟粹宮、景阳宮、永和宮、延禧宮。西六宮は永寿宮、翊坤宮、儲秀宮、咸福宮、長春宮、启祥宮です。

№6♥南の正門「神武門」から紫禁城の外へ出る

紫禁城の出口、南側の正門「神武門(シェンウーメン)」にたどり着きました!ここから紫禁城の外へ出ます。神武門から紫禁城見学の入場はできませんので注意です。その昔、皇帝の妃選びに参加する女子たちは太監に連れられてこの神武門から紫禁城へ入ったそうです。

こちらが紫禁城をぐるっと囲んでいる「筒子河」の様子。良いでしょう~この感じ!ものすごくゆったりとした大陸を感じるよ。筒子河はお城を囲むお堀のような感じですが紫禁城の敷地内にも小さな川(池?)が流れています。

紫禁城ツアーを終えて大興奮の汀羅。早速待受画面を紫禁城のお獅子にしてみました!(笑)神武門を出ると北京の下町「胡同(フートン)」が広がります。古い住宅街ですがこれがまた素敵です。

また天安門前に広がる賑やかな商店街「前門大街」も歴史を感じる素晴らしい場所でやはりドラマや映画によく登場しています。汀羅の大好きな北京のおすすめスポットを今後もご紹介していきます!

汀羅♥TAYLOR

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東京都出身。中国語と中国ドラマを愛する自力バイリンガル女子。華流ドラマ歴10年以上。中国語検定2級とHSK5級を取得しています。お仕事で中国・香港・韓国滞在...

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